遠い山に雪

生活における瑣末なことあれこれを書きます

お風呂あがりに飲むものといえば

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銭湯に行ったときの外気浴で体が涼まらない季節になってきた。風のひとつでも吹いてくれれば多少は涼しい気分を味わえるのではと思うが、最近私が銭湯に行くときはなぜか風が吹いてくれない。

(普段はメガネをかけているので)ぼやけた明るい視界の中、広い湯に浸かってほうっと息を吐く瞬間がとても気持ち良い。最近通っている銭湯はぬるめの内湯があるので猫舌ならぬ猫体にはとても有難い。内湯でお湯がザーッと流れる音を聞きながらのんびりと高い天井を眺めるのも良いし、熱めの露天風呂で汗がにじむ手前まで温まってから外気浴をするのも良い。露天に置かれた椅子やベッドに腰掛けていると、火照った体がじわじわと解されていくような感覚になる。そこにちょうどいい風が吹けばもう最高で、のぼせる一歩手前まで上がった体温がゆっくりと下がっていく感覚が最高に気持ち良い。サウナには興味がないので湯船と外気浴を楽しんで30分〜1時間弱を過ごす。

 

インターネットが大好きすぎて起きている間は特に見るものがなくても四六時中SNSを眺めているが、銭湯でお風呂に入っている間はインターネットから離れられる。たまにはこんな時間もあっていいな、と最近は思えるようになった。昔は本当に中毒のようにインターネットに潜っていて、1秒でも早くスマホを手にしたくて急いで頭を洗っていたし、スマホが進歩してお風呂でも使えるようになってからはお湯が冷たくなるまでSNSを眺めて浸かっていることが増えた。そんなインターネット中毒、スマホ中毒な私が、最近は少しでも長く銭湯を楽しみたいと思っている。いつも通っているのは地元密着型の昔ながらな雰囲気のある銭湯で、たまにスーパー銭湯に行っては岩盤浴とお風呂を楽しむ。最近の趣味といえばそれになりつつある。

 

ところでお風呂あがりに飲むものといえば、私はコーヒー牛乳一択だ。家族もお風呂に入るのが好きで、昔車で行ける範囲のスーパー銭湯を順番に日替わりで巡ることにもハマっていたのだが、その頃からお風呂あがりにはコーヒー牛乳が欠かせなかった。お風呂あがりに飲むものとしては、コーヒー牛乳派か牛乳派でだいたい分かれると思うが、微妙にいちごオレとかミックスジュース勢もいるのではないかと思っている。私にとって銭湯にコーヒー牛乳の自販機は欠かせないものであり、お風呂あがりにグイッと飲むまでが銭湯体験だ。

 

銭湯は1週間の途中で疲れをリセットしに行くのも良いし、週末に自分を労わる気持ちで行くのも良い。いつ行ってもそこには変わらずきれいなお湯が満ち足りていて、周りを気にせずほっと体の力を抜ける場所がある。それが良いなと思う。大きなお風呂ってどうしてあんなに気が緩まるんだろう。

他の銭湯も開拓したいなと思いつつ、清潔さや客のマナーも銭湯体験には非常に大きく関わるため、つい気軽に行けるいつもの銭湯に行ってしまう。他にも良い銭湯はきっとあるはずなんだけどなあ。

 

今週も疲れを落として大きくほうっと息を吐いた。もちろんこれだけですべての疲れや憂鬱がリセットされるわけではないが、今の私にはとても大切な時間だ。また来週も行こうと思う。