遠い山に雪

生活における瑣末なことあれこれを書きます

チルできる街、京都

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帰省のついでに京都に数泊した。

実家からだと京都まで1時間半ほどかかるため、いつもは定番の四条付近をうろうろして終わる程度なのだが、京都駅前にホテルをとって数泊したので、今回はだいぶまったり過ごすことができた。

京都は時間の流れが穏やかで独特だな、と行くたびに思う。人は多いし車もバスも忙しなく走っているのだけど、それらの景色とは切り離された、特有の時間の流れのようなものがある。

 

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京都には、ぼーっとできる場所が多い。

鴨川沿いをはじめ、あちこちにベンチがあったり、自然のベンチ(でかい岩とか草原とか)も多くていろんなところで人が休んでいる。

下鴨神社に行った帰りに暑さにふらふらしながら鴨川デルタに降りた。

先っちょのほうは日を遮るものがないので根元?のあたりの木陰のベンチに座ったのだが、気付けば1時間くらいぼーっと過ごしていた。

私がぼーっとしていた間も、鴨川デルタのあちこちでは、草原の上で三角座りをして眠っている女性や、バッグの上にノートPCを置いてミーティングをしている女性や、川にざぶんと入ってびしょ濡れのまま走り回る大きな犬や、この辺の学生たちだろうか、数名が続々とデルタの先に集まって歓談したりと、それぞれが好きな時間を過ごしていた。

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そんな空気感なので私もサンダルを脱いでのんびりと過ごし、体力が回復してきたところでデルタを後にした。

 

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三条大橋のスタバものんびりするのにちょうどいい。この時期はスタバも納涼床を開放していて、追加料金などはなしで通常のドリンクやフード代のみで納涼床に出られる。

さすがに日曜日だったので1時間制だったけれど、日が落ちてきて暑さも和らいだ19時から鴨川を眺めてのんびり読書するのはとても気持ちよかった。これがチルか…と何度か思った。

 

京都には良いカフェも多くて、空いている穴場のカフェを狙ってはチルした。

これは四条河原町のあたりで見つけた、ガトーショコラがとてもおいしいカフェ。お客さんも少なくて、涼しくて、高瀬川をぼんやり見つめながらぼーっとできて良かった。

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今回は鴨川の等間隔に座ることはしなかったけれど、暑くなくて涼しい時期に行ったときには今度はそこでゆっくり本を読もうと思う。

京都が持つまったりとした時間の流れに癒された数日だった。