遠い山に雪

生活における瑣末なことあれこれを書きます

優しい人たちに私たちの生活は支えられている

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めちゃくちゃかわいいムーミンのマグネット(ガチャガチャ)

 

外で誰かのお世話になるたびに思う。

日本はホスピタリティのレベルがめちゃくちゃ高いので、時給が千円かそこらのコンビニやスーパーなどでも特に不快な接客をされることがまずない。むしろにこやかな人にあたるほうが多くて、サービス料を払ってないのににこにこさせてすみませんね、といつも思う。私はサービスに対してお金を払うべきという感覚を持っているので、ファストフード店やコンビニで淡白な接客を受けても怒ることはまあない。だって彼ら彼女らの給料にサービス料は含まれていないからだ。企業として他社に勝つためにサービスを強化したいと考え、そのために社員ににこやかな接客を要求し、その結果として私がにこやかに接客されることについては納得しているけれど、そんなに丁寧に対応してくれなくても大丈夫なのにな、と思うときもある。でも丁寧な対応をしておいたほうがクレームが少なくて結果として楽なのだろうなとも理解している。

病気を持っているとたびたび役所に行く用事があるのだけど、役所でもいつもみんな優しく対応してくれて、本当にすみませんねえという気持ちになる。クレームのほうが多いような職場で、サービス料はもらっていないのに優しく対応してくれて、なんだか申し訳なくなってしまうんだよな。本当に、優しい人たちの善意で私たちの生活は支えられている。善意によるにこやかな接客に対して金を払えない客である私ができることは、できる限り愛想の良いよき客であることだけだ。なので今日も私は「ありがとうございまーす」と言う。善意の接客をしてくれる優しいみなさんいつも本当にありがとう。

 

お風呂に入るとか、洗い物をするとか、パソコンで作業するとかそういうつい億劫に感じるあれこれに対して、「尻をテンポ良く叩きながら"びっくりするほどユートピア"を叫ぶ」とやる気になるというライフハックを聞いたので最近家の中で実行している。そこそこ効果がある。疲れていると(常に疲れているのですが)いろいろなことが億劫になって無限にベッドから天井を見つめてしまうので、こういう簡単なライフハックを知れるのは助かる。でも、もし外から見られるような家だったら女が尻を叩きながら叫んでいるのは怖いだろうな。外から見える立地じゃなくてよかったな。みんなもやらなきゃいけないけど億劫で動けないなと思うときがあればぜひ試してみてください。