遠い山に雪

生活における瑣末なことあれこれを書きます

眉間に皺を寄せて歩いている

秋が終わって完全に冬になった。たまに日中暖かい日はあるけれど、それでも空気が完全に冬だ。日中ちょっと出るだけだから、と薄着でうっかり夜まで外にいると陽が落ちてから急に冷えてつらい。

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でも、脳が茹でられるような暑すぎる夏よりはぜんぜん過ごしやすい。寒いだけなら歩いているうちにあたたかくなってくるから、いくらでもお散歩できる。最近お散歩が楽しい。音声配信を聴き流しながら黙々と歩くと気持ちが落ち着く。街中を歩くのも、川の土手を歩くのも、住宅街を歩くのも好きだ。歩きながら今日は空が綺麗だなとか、やけにヘリが飛んでいる気がするけどなにかあったのかなとか、犬を連れているおじさん同士のあいさつを眺めてほっこりしたりとか、保育園の横を通ってほっこりしたりとか、街路樹に季節の移ろいを教えてもらったりとか、灰色の服を着ている人と何人すれ違えるか数えたりとか、しばらくの献立を考えたりとか、散歩中の楽しみ方は無限にある。そうして楽しくお散歩しているのに、ふとお店のガラスの扉に映る自分を見ると、めちゃくちゃ眉を顰めて歩いているのだ。なぜ?こんなに楽しいのに?楽しい気持ちは表に出ず、どうやら私はいつも難しい顔をして歩いているらしい。難しい顔というか、怒ってるみたいな顔をしているらしい。わりといつ自分を見ても眉間に皺を寄せている。アングリームーミンみたいだ。これはたぶん癖なんだと思う。特に夏は外が眩しいので、つい目を細めて歩いてしまう。それがいつの間にか癖になって、楽しいときも嬉しいときもアングリームーミンの顔で歩いてしまうようになったのだろう。たまに街中で鏡に出会うと、にへら、と笑ってみたりする。べつに怒っててもいいか。

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不機嫌なムーミン!?大人気の「アングリーフェイス」 | ムーミン公式サイト

お散歩するのが好きだし、旅行も好きだし、ドライブに行くのも好きだし(運転免許は持ってないけど)、街ぶら番組を見るのも好き。ブラタモリとか、なりゆき街道とか、路線バスの旅とか、帰れマンデーとかも好き。そういう番組がテレビでやってるとつい観てしまう。番組中で紹介されたお店や観光スポットなんかはメモしておいていつかふと思い出したときに行く。そんな日々。

年末は孤独のグルメスペシャルを観る予定です。